愛知県新城市 中宇利鉱山 産 中央やや右の真鍮色の部分が本鉱。 世界的にはさほど珍しくない 鉱物だが、国内では肉眼で認識できる産地はここ以外には殆ど知られて いない。 当地では本鉱とコバルトペントランド鉱が集合体になって 産するため明確に分けるのは困難だが、後者は淡色で裂開の発達が特徴 である。 1センチ程の銀白色のデュルレ鉱の脈に逆フの字形の本鉱が 見える。 デュルレの脈は母岩の背面にまで至っており、小粒の本鉱が 点在している。塊状で結晶は見られない。 本鉱の左右は12ミリ程。 青〜水色の皮膜状鉱物は中宇利石。 母岩の左右99mm。